
マス釣りとカレイ釣り大会の表彰式の様子です。参加人数は青苗マリンクラブの半数ですが全員船舶の所有者だけなのです。青苗得では孫の同乗者がいたり奥様の同乗者がいたりと和気あいあいとした雰囲気が感じられましたが奥尻地区は数少ない好漁場を求めて全員が戦闘モードに入っていたのです。
第22回奥尻マリンクラブ 桜マス釣り大会 1月10日~5月16日
優 勝 平 木さん 3.026 キロ
二 位 中 野さん 2.833 キロ
三 位 三 上さん 2.800 キロ
四 位 石 川さん 2.780 キロ
五 位 白 田さん 2.750 キロ という結果でした。

今年のマス釣りの特徴として1月2月に数多く(小型魚)が多く連れて例年大型魚が釣れる4月5月に大型のマスが釣れなかった事です。桜が咲く頃に大型魚が島周辺に来週するから桜マスというのだと聞かされていて古老の話によるとカクセンの前の桜の木が散るまでマスが釣れるというのですがどうだったのでしょうか?ここまで書いて親父車でその桜の木を見に行ってきましたがちょうど満開でした。まだ釣れる可能性はありますね?しかし宝くじに当たるような位の可能性でしょう?マス釣り大会の成果は青苗マリンクラブとくらべても遜色のない釣果で漁業のメッカ青苗に比べてもそんなに差がありませんでした。マスという回遊魚だからでしょうか?優勝の平木さんは前浜での釣果ですから立派なものです。親父若かりし頃釣り上げた5キロ以上のマスはすべて通称カゲ(島の西海岸)で釣り上げたものばかりでしたから。そしてこのHさん非常に島の言葉で言えば非常にまめしい人でいつ寝ているのか?と思う位のタフな人なのです。早起きで朝2時間の勝負と決めて凪であれば日の出と共に釣りに出かけ朝7時には仕事があるからと寄港するその短時間んお釣果だったのです。親父のような無職の暇人とかサラリーマンのように休日なら一日中海にいる事が出来る環境ではないのです。なおこの優勝者の平木さんは親父が公私に渡りお世話になっているH氏とは違う人物みたい?です。

そして青苗マリンクラブと同日に行われた奥尻マリンクラブのカレイ釣り大会の結果ですが見事中野さんが優勝しました。青苗との釣果の比較は例年青苗のほうが地の利からいっても圧倒的に南部地区が有利なのですが、奥尻マリンクラブの優勝者の五枚重量では青苗地区の五位にも及ばない釣果でした。それでも中野さんは古巣の松江地区まで遠征しての釣果です。
カレイ釣り大会
優 勝 中 野さん 4.7キロ
二 位 枝 松さん 4.46キロ
三 位 三 上さん 3.56キロ という結果でした。
枝松さんはカレイ釣りでは例年上位入賞者で三上さんはどちらにも入賞していてダークホース的な存在です。各人釣りでも得意不得意があるみたいでマスで優勝した平木さんは子供の時以来数十年ぶりにカレイ釣りをして海の上に5時間もいたら非常に疲れたと言っていましたが親父初めて平木さんの口から疲れたという言葉を聞きました。そして親父はカレイ釣り大会には船体の不具合により不参加でした。通常カレイ釣りはアンカーを打ったり動かないように海上のダンブに繋いだりして釣るのですが、親父の船はウインドラス(巻き上げ機)が故障していて体の不自由な親父はアンカーを自力で船上に引き上げる自信がなかったのです。親父の場合は船体に不釣り合いなほどの大型のアンカーを積んでいるいので今までならウインドラスで巻き上げるので力は不要だったのですが、現在では残念ながら全てが省力化しなければ海にも行けなくなってしまったのです。そして親父青苗マリンクラブの上位入賞者の漁場を聞いていました。青苗の前浜にウニ養殖の為の昆布の藻場がありその藻場のダンブに掴まり水深8M前後の水深で浅い場所なので小さな石がある通称ガンゴ原なのだそうです。養殖昆布はウニの餌の為なのですが藻場なら日中でも薄暗くいかにもカレイが釣れそうですし、カレイの餌になりそうな小魚も集まりそうですし、それを食べるカレイは親父のようにメタボになりますし、まさに優勝を狙うなら最高の漁場ですね。ただ藻場に入るには船外機船でなければ無理で親父の船のような船ですとスクリューにロープが巻きつき航行不能になってしまいます。