
日中の奥尻港での外気温です。昨日から天気予報で観測史上最強の寒波と言っていましたが予報通りやってきたみたいです。今日のフエリーは出港はしましたが江差からの折り返し便は欠航となりました。最近の天気予報は親父余り表現が大げさするぎると思っていて余り信用していないのですが今回は正解だったみたいです。港で-10度ということは自衛隊のいる神威山では-15度以上だと思います。100m高くなると-1度下がると言われていますから。本来島の周りは対馬海流が流れていて北海道本島よりは暖かいはずなのですが。

そして船のエンジンを温める為エンジンを始動し漁探の電源を入れると水温計は何と-3.3度?海水が凍っている温度でありえません。また水温の設定ミスみたいです。S君申し訳ない、もう一度設定してください。最近のGPS漁探になると親父の理解能力を超えていて取説を読んでも操作できないのです。若いS君の操作と見ていると取説は不要でゲーム機を操作しているような感覚で直ぐに設定し、親父にもその方法を教えてくれるのですが記憶能力の衰えから船から下りると忘れてしまうのです。エンジンは-10度でも一発で始動し完璧で循環水も順調に排出されていますから問題なしです。そして船の外周を点検していると事件が?

右舷船首のフエンダー(ショックを和らげる緩衝材)は破けているではありませんか!多分強い西風で船が岸壁に吹き寄せられ船と岸壁にはさまれ破損したのでしょう。でも今までまだ強い時化にも耐えていたのですからこの寒気によりビニール系の材質が-10度に耐えられず破裂してしまったのでしょう。そしてフエンダーを外そうとしたのですがそのロープが凍っていて解けないのです。通常は海水をかければ解けるのですがこの寒さでは。港内の海水温は水深が浅いため外海に比べていつも低いのが普通なのですがこのGPSの水温は異常です。流氷が来る海域でも海の水は凍りませんから。この冷たい海に万が一落水したら5分間も命は持たないでしょう。注意が必要です!

例年より雪が少なく若者たちによる雪山感謝際も予定日がまだ決まっていませんが、今年の降雪量の少なさはお空の雪雲が親父のタイヤショベルの技術の向上に恐れをなしたからではないか?と親父は勝手に思っているのです。この防潮堤防は海岸から5mぐらいの高さがあり、親父はこの高さまで排雪しながら積み上げ大雪が降ったら堤防の外側(海)に投げようと計画していたのです。が幸いなことに今年は雪が少なくまだ雪捨て道路が完成していないのです。でも親父はこの高さに積み上げるまでに二回もタイヤショベルを埋めてしまい救助を求めたのです。今年は雪が少ないせいか?道道、町道の除雪もきめ細かく除雪してくれ町民の評判も良いみたいです。やはり彼らプロの除雪は熟練の技で本当に上手で、親父彼らのような腕になるのはまだ十年も必要でしょうがその頃はこの世に存在していないでしょう。